自分らしさインタビュー「お部屋とココロを整理収納するカウンセラー」オオタニナオコさん

2015.07.17 (金)
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〜お部屋とココロを整理収納するカウンセラー〜
オオタニナオコさん

 

 二つの仕事を持っている人を指して「二足のわらじを履く」という言葉があるが、三足のわらじを履いて前に進もうとしている人がいる。お部屋とココロを整理収納するカウンセラー・オオタニナオコさんだ。
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 千葉県市川市と東京都江戸川区で幼少期を過ごしたオオタニさんは社会福祉の専門学校卒業後、ソフトウェアの会社にプログラマーとして就職。キャリアを積みながら現在もシステムエンジニア(SE)として活躍しており、これが一足目のわらじ。

 

 二足目は、起業独立を目指すサラリーマンが通う起業塾のスクールコーディネーター(アシスタント)。スクールコーディネーターとは、中立な立場を守り、参加者の心の動きや状況を見ながら議事進行する人のこと。スムーズな進行と、深い議論、参加者の意見を引き出す手腕が問われ、問題の解決や合意の形成に導く役割も担う。彼女は起業塾が6ヶ月にわたって開催する「独立起業に向けてビジネスプランを策定するためのスクール」で、司会進行やスケジューリングに加え。スクール生からの相談まで幅広く活躍している。

 

 そして三足目が名刺の肩書きにもなっている「お部屋とココロを整理収納するカウンセラー」だ。物理的に部屋の整理収納を行うことで快適な暮らしのお手伝いするとともに、ココロもケアすることでお客様の人生を明るくしていく仕事だ。実際に依頼主の家を訪問して整理収納をサポート、悩み相談などにも対応している。 
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 一般的に整理収納はひとつの言葉として捉えられることもあるが、厳密に言うと整理と収納は別々の作業。必要なものと不要なものを分けて不要なものを処分するのが”整理”。その後、必要なものを家の中のどこに収めるのかのプランニングが”収納”だとという。

 

 整理収納には「モノが散乱しているなかで、ひとつずつ箱に入れるというパズルのような楽しさ」があるという。「細く絡んだネックレスを解くようなイメージで、たくさんのモノが最終的にひとつにまとまる瞬間が楽しい。モノだけでなくココロも整理される」のだとか。

 

 そんなオオタニさんの活動を支えるのが「産業カウンセラー」(一般社団法人日本産業カウンセラー協会)と「整理収納アドバイザー」(一般社団法人ハウスキーピング協会)というふたつの資格。

 

「産業カウンセラー」とは、心理学的手法を用いて働く人たちが抱える問題を自らの力で解決できるよう支援する資格で、相談室で話を聴くだけではない「現場で行動するカウンセラー」として知られている。

 

 オオタニさんは前述の通り、学校卒業と同時にIT業界でのキャリアをスタートさせたが、「もともと文系でコンピューターに興味があるわけでは無く、SEとは違う仕事をしたい」と思っていたこともあり、SEから離れ、整体師を目指して学校に通っていた時期がある。

 

 その学校には実技のほかに心理学の授業があり、そこで産業カウンセラーの資格があることを知ったのだが、心身一如(肉体と精神は一体のもの。それぞれを分けることができずリンクしているという考え方)がモットーのオオタニさんには引っかかるものがあった。

 

 そこで、資格取得のための養成講座へ半年間にわたって毎週通って受験、勉強の甲斐があり2011年の春に合格した。ただし、ご主人が仕事のストレスで鬱状態になり、生活費を工面する必要があったことなど金銭的な理由から、オオタニさんは整体の学校を一時中断、産業カウンセラーにもならず、SEに復帰することとなった。

 

 SEの仕事を続ける日々の中で、カウンセラーとして独立する方策を模索してはいたが、「仕事を見つけるにものがカウンセラーだけではなく何かプラスアルファが必要」だと気付かされた。そこで「好きなことで仕事に役立てそうなものはないだろうか?」と自分に問いかけた時に出てきたのが”収納”というキーワードだ。

 

 夕方や夜中にひとりでタンスを動かしたりするくらい部屋の模様替えが好きな一方、モノが多くて片付けが得意ではなかったが、収納グッズや収納のことを考えるだけでワクワクする自分に気が付いた。整理収納アドバイザーという仕事があることも知った。

 

 試しに「整理収納アドバイザー2級講座」に出てみたところ、整理の大切さを改めて実感するとともに「これは単に部屋の整理にとどまらず、ココロの問題の解決にもつながるだろう」と考えて資格取得を決意。2013年10月に2級、翌14年4月には1級にも合格したのち、同年12月には2級認定講師も取った。

 

 ここではじめて、産業カウンセラーと整理収納アドバイザーを合わせた「お部屋とココロを整理収納するカウンセラー・オオタニナオコ」が誕生。同時に、システムエンジニアと起業塾のスクールコーディネーターも含め「三足のわらじ」を履く忙しい日々がスタートすることとなった。

 

「これ一本に没頭して仕事するというのができず、つまみ食いが好きなタイプ」と自身を分析するオオタニさんは、今後の活動について「枠にとらわれずに自分の色を出しつつ、SEと整理収納アドバイザー、企業塾のアシスタントの3つがどこかで一本の糸のように繋がれば良いと思っている」とという。
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 最後にオオタニさんのセールスポイントは何ですか?と聞いたみたところ「キッチリほどほど適当」という言葉が返ってきた。

 

「どういうことですか?」と尋ねると「”お部屋とココロを整理収納します”と伝えると、ちゃんとしてる、部屋がキレイという印象があるようです。実際に”きっとお部屋はピカピカなのでしょうね”と言われることもあります。しかしその反面”キレイにしている人に部屋を見られたくない””心を見透かされそうでコワい”とも捉えられやすいのです」

 

「私も人間ですから、心が落ち着かない時はもちろんあります。年齢の数以上に様々な体験もしてきました。そういう時は”ほどほどテキトーに”を心掛けています。テキトーというのは”いいかげん”というニュアンスに捉えられますが、”良い加減”つまりいい塩梅であることを指します。その場の雰囲気でキッチリにも適当にもなれるので、そこが私らしさかもしれません」とのこと。さすがに三足のわらじを履くオオタニさんらしいセールスポイントだ。 

 

「トトノエトトノウ」(お部屋や空間が整うことココロも調ってくる、という意味)という屋号をお持ちのオオタニさん、「駆け出しなので、自分にできることはなんでもしていきたい」と謙虚に語る彼女の今後の成功はすぐそこまで来ている、そう感じた。
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【オオタニナオコ】
 1971年3月生まれ。小学生の頃は友だちとワイワイするよりも一人遊びが好きで、自宅の庭でオシロイバナの種をむいて白粉(おしろい)を作ったり、ダンゴムシをいじったりして楽しむような子ども。習い事はピアノをやっていた。
 地元の中学校に進学すると、姉の影響でブラスバンド部(吹奏楽部)に所属してパーカッションを担当、3年生の時には副部長に。また「授業中に外に出たい」という理由から、奉仕活動のクラブにも入っていた。
 高校在学時に将来の進路を考えた時「なんとなく人の役に立ちたいという気持ちがココロの奥底にあった」ことから、社会福祉の専門学校に進学。楽しい学生生活だったが、障害者施設のボランティアや老人ホームなどでの施設実習時「ある種の閉鎖的な空間で仕事をすることに抵抗」を感じたことから、一般起業への就職を決断。求人広告で偶然見つけた自宅近くのソフトウェア企業に就職することとなる。
 その後、システムエンジニアとして長く働いているが、一時的にリフレクソロジーの施術師や専業主婦になったことも。2011年3月に産業カウンセラー、13年10月に整理収納アドバイザー1級、14年4月に同1級、14年11月には同2級認定講師資格をそれぞれ取得。同年からトトノエトトノウの屋号で「お部屋とココロを整理収納するカウンセラー」としての活動をスタート。14年4月からは起業塾のスクールコーディネーターも務めている。

 

【はにわポイント】
 オオタニさんを一言で言うなら「奉仕精神が根底にある人」という言葉に尽きるのではないでしょうか。社会福祉の専門学校への進学やシステムエンジニアに復帰するときなどのエピソードからも「まずは人のため」という考えに基づいて行動する人ということが分かります。
 ただ、起業塾でのスクールコーディネーターについて「私も起業塾で学んだ一人として、受講生と同じ目線に立ちながらも責任を持たないといけない。時には敢えて厳しい言葉を選ぶこともある」と述べられていることから、単に甘やかすのではなく良い意味で”アメとムチ”を使い分ける器用さや頭の良さ、そして気遣いも感じます。
 人を笑わせたり喜ばせたりするのも好きなオオタニさんは、相手の喜びが自分の幸せに直結する正に奉仕精神が根底にある人、彼女の周りにいる人々は自然に笑顔になり、前向きになっていくことでしょう。

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