【あなたの魅力を引き出すインタビュー】 社会保険労務士・行政書士、高橋良昌さん

2015.09.26 (土)
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〜労務管理を通して、企業と労働者の健全な育成と発展のため社会的役割を果たす〜
社会保険労務士・行政書士、高橋良昌さん

 

 社会保険労務士及び行政書士として開業してから今年で17年。千葉県習志野市で「N・T人事法務サポート」を運営する高橋良昌さんに、開業してからこれまでの道程、そしてこれからの展望についてお話をうかがった。

 

 都内の大学を卒業後、会社員として一般企業に勤務していた高橋さんは1997年に行政書士、翌年に社会保険労務士の国家試験にそれぞれ一発合格。千葉市緑区の自宅を事務所として1998年10月に独立開業した。開業後は「すぐに仕事が来る状態ではなかったので、ダイレクトメールを送ったり、電話をかけたりなど営業活動に注力する時期が続いた」という。
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 社会保険労務士とは、労働・社会保険に関する法律、人事・労務管理の専門家として、企業経営の3要素(ヒト・モノ・カネ)のうち、ヒトの採用から退職までの労働・社会保険に関する諸問題、さらに年金の相談にも応じる”ヒトに関するエキスパート”(全国社会保険労務士連合会HPより)。一方、行政書士は、他人の依頼を受け報酬を得て、役所に提出する許認可等の申請書類の作成並びに提出手続代理、遺言書等の権利義務、事実証明及び契約書の作成等などを行う(日本行政処理連合会HPより)。

 

 どちらの資格も所持している高橋さんは、ヒトに関するエキスパートであると同時に、書類作成という代書的業務から複雑なコンサルティングを含む許認可手続きの業務へと移行しつつある行政手続きの専門家でもあり、多種多様な業務に対応することが可能だ。

 

 「N・T人事法務サポート」では”労務管理を通して、企業と労働者の健全な育成と発展のため社会的役割を果たす”ことを理念に掲げているが、一番のウリは、多岐にわたる依頼に応じることに加え、顧客に対して経営的な観点からアドバイスができること。

 

 社会保険労務士はクライアントとの間での顧問契約が主体となるが、顧客の大半は企業の経営者。当該企業における労使紛争の解決や未然の防止が社労士に求められるが、こうした問題解決に必要な「賃金体系の構築」「休暇の管理」「就業規則の作成・変更」などには、法律上の知識だけではなく、企業の営業活動を円滑に継続するための経営マインドも当然ながら必要となる。

 

 高橋さんは独立開業以降、事務所の会計業務を自らチェックするだけでなく経営方針についても自身で決断、実行しており、こうした経験が経営的な観点からクライアントにアドバイスできる社労士として活躍するのに大きく役立っているのだ。

 

 事業継続のための安定的な経営も視野に入れ、経営者と従業員の双方が安心して働ける職場づくりのお手伝いをする高橋さんはこれまで「従業員の企業に対する帰属意識やモラルが向上することで売り上げが増加、結果としてそれが経営者から従業員に還元されることで両者間でwin-winの関係が生まれる」プラスのサイクルを何度も目の当たりにしてきたという。

 

 そして「N・T人事法務サポート」のもうひとつのウリは、何と言っても高橋さん自身の人間力だ。社労士としてのやり甲斐について聞いてみると「自分が得た知識や経験を経営者にアドバイス(アウトプット)することによって、顧客に喜んでもらえるだけでなく、大きく言えばそれが社会貢献につながっていることが幸せ」と目を細める。
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 まさにヒトのエキスパートである社労士という仕事が高橋さんの天職という印象を受けるが、逆に言えばヒトとヒトの間で起きる問題にケースバイケースで対応しなければならないということでもあり、一筋縄ではいかない事案もあるはずだ。そのあたりの対処について高橋さんは「学生時代に旅をして、たくさんの人々と出会った経験が役に立っているのでは」と分析している。

 

 初めて一人旅をしたのは中学時代にさかのぼる。鉄道が好きだった中学生は、日帰りで房総半島を一周し、写真も撮りまくった。写真部だったこともあり、自宅に自作の暗室を整備し現像まで手がけるほどの熱の入れようだった。

 

 高校に進学しても鉄道と旅、写真に対する興味は尽きることなく、高一の夏にはアルバイトで貯めたお金を使い20日間かけて北海道を旅した。夕張本線でまだ廃止前だったSLの撮影が目的で、とある駅では野宿も経験。「蒸気で動輪が回る躍動感や石炭の香り」に魅力を感じ、その年の冬にもSL撮影で再訪、当時の写真は今もアルバムに記録として残してある。

 

 その後も、アルバイト→旅→アルバイト→旅というサイクルは続き、気がつけば高校時代から大学卒業までの間、若者たちの集まるユースホステルに400泊以上も宿泊していた。1年が365日だから丸一年以上も泊まり続けた計算になる。この時期のある出会いが今でも印象に残っているという。

 

 それは大学一年の時。南紀地方のユースホステルで同室だったある旅人から「去年の夏に北海道のユースでも同じ部屋だったよね?」と話しかけられ、人とのつながりの面白さ、不思議さを感じた。それ以降も、400泊のユース滞在の中で多くのバックパッカーと再会を果たしたほか、長野県のある施設で知り合った仲間たちとの親交は、出会いから35年以上が経過した現在も続いている。

 

 「社会保険労務士はヒトとヒトとの問題を解決する仕事で人間関係がキーワード。旅でいろんな人と出会い、いろんな価値観を知ったことが社会保険労務士として働く上での問題解決や交渉術に役立っており、そういう意味では鉄道と旅、写真に費やした日々は全て今の自分のつながっているのではないか」と半生を振り返る。
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 そんな高橋さんは、常に新しい知識の吸収などブラッシュアップに余念がない。昨年には貨物自動車運送事業運行管理者の資格を取得した。社労士の世界では運送業の労働環境に詳しい人材が多くないこともあり、仲間15人程で勉強会を立ち上げたのだが、資格を無事取得した現在では、運送業界の顧客のアドバイザー的な存在になっている。行政書士の仕事依頼でも建設業や運送業、産業廃棄物収集運搬業の許認可件数が多いことから、資格取得が大いに役立っている。

 

 また、今年10月からの通知開始後、来年1月1日からマイナンバー(社会保障・税番号)制度が導入されるのに伴い、法律も改正されるが、それに対応すべく事務所の体制作りやセキュリティーの強化を進めており、新規顧客の開拓や売上アップも視野に入れた戦略も立てている。

 

 今後のビジョンについては、2〜3年後を目処として社会保険労務士としてセミナーを開催したり、経営的な視点から企業を支援できるコンサルタントとして全国を飛び回って開催する計画。今はどうしても事務作業をこなすことに時間を割かれてしまうが、これからは前述の講師業に加え、顧客からの相談業務に徹した社労士としての活動を視野に入れている高橋さんに死角はない。これまで身につけた知識や経験をセミナーを中心に多くの場でアウトプットすることで、より多くの助けを必要とする人に役立つことは間違いない。
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【はにわレポート】
 高橋さんを一言で表すなら好奇心旺盛で行動力抜群の方。ご本人は「勉強は好きではない」と謙遜されていらっしゃいますが、社会保険労務士や行政書士として常に新しい知識を吸収する姿勢はもちろん、プライベートでも「人生を楽しむ」ことを決して忘れない方です。
 マイボール持参で楽しむボウリングの平均スコアは180超。ストレス解消も兼ねて2年間続けているテニスも「もっと上手くなりたい」さらに上を目指しています。さらに、異業種交流会にも積極的に参加、「直接仕事に繋がらなくても、たくさんの人との出会いで人間として大きくなれる」と言い切ります。オン・オフともに全力投球の高橋さんの平均睡眠時間は5時間半で、健康維持のためにお酒はほとんど飲みません。
 そして、何と言っても飾らずオープンな性格。「(物を売ったり買ったりするのではない)社労士という仕事では、相手にフランクに話してもらうために、まずは自分の心を開くことが大切」だと言います。とはいえ「不正の手伝いはできない。企業と従業員の健全な職場づくりを通して社会的役割を果たしたい」という高橋さん、まさに社会保険労務士が天職だと感じました。素敵なお話の数々をありがとうございました。

 

【プロフィール 高橋良昌(たかはし・よしまさ)】
1959年(昭和34年)10月2日生、55歳。石川県生まれ、東京育ち。O型。
・習志野商工会議所会員 ・習志野ロータリークラブ会員 ・千葉県中小企業家同友会会員 ・中小企業福祉事業団常任幹事社労士 ・貨物自動車運送事業運行管理者 ・一般財団法人国際建設技能振興機構指導相談員

 小学生の頃はどこにでもいる普通の少年。東京都品川区内の中学校では3年間写真部に所属。自宅に物置を買ってきてホースで水道を整備して暗室を設置、現像から焼き増しまでやっていた。日帰りで房総半島を一周するなど旅と写真に明け暮れた。列車に乗るのが好きで、何十本も撮影したフィルムは現像して現在もアルバムに残している。
 都内の私立高校に進学。高校時代には吹奏楽部に入部し、トロンボーンを担当。一時期民間の市民楽団にも所属し、刑務所への慰問活動など行った経験を持つなど、実に多趣味で実務から雑談まで話題に事欠くことがない。学生時代に北海道の知床で2ヶ月間住み込みでのアルバイトをし、その後石垣島まで南下しながら半年間旅を続け、様々な人と出会ったことは、良い経験として今でも忘れられないとのこと。
 駒澤大学時代も旅と写真、鉄道への興味は続き、出かける度にユースホステルで新たな出会いや経験を楽しむ日々が続く。長野県諏訪湖のユースホステルには月に2〜3回宿泊するほどの常連となり、全国各地に友達ができる。同じく長野県安曇野の施設で知り合った仲間とは毎年集まるようになり、35年も長きにわたり付き合いが続く。
 大学卒業後は一般企業に勤務、1997年に行政書士試験、98年に社会保険労務士試験に合格、同年には簿記2級を取得。1998年に独立開業、1999年から2002年にかけては千葉県の東金労働基準監督署に相談員としても勤務。2010年にN・T人事法務サポート開設。

 

【N・T人事法務サポート】
▽所在地:〒275­0016 千葉県習志野市津田沼5­5­21 大和ビル3階B
▽電話:047-­451-­4864 ▽FAX:047-­455-­3737 ▽携帯:090-­2308-­5533
▽Mail:y­takahashi@jinjihoumu.com
▽HP:http://www.jinjihoumu.com

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