週末おひとりさまが「カエルの寿命を聞くとき」

こんにちは、週末おひとりさまの生活を楽しくする専門家、はにわです。
どうしてカエルの寿命を聞くこととが、人と良好な関係を築くことにつながるのか?
埼玉県川口市できょうあすの2日間に渡って開催されている「東京ビバリウムフェア」にカメラマンとして参加させていただきました。ビバリウムとは”その動植物が本来生活している生息地”に近い環境を再現したもの。
複数のテナントが出店する会場は、そこかしこに今まで見たこともないような生物が目白押しで、とても楽しむことができました。
生物関係のイベントでのカメラマンをしたことのない僕は、会場入りすると同時にテナントの皆様におひとりずつご挨拶し、写真撮影へのご協力のお願いをして回りました。
やはりテナントさんのご協力なしには、生物を撮影することはできないわけで、この最初のご挨拶がとても大切なのです。
初対面で第一印象は決まってしまうので「どうやったら好印象を持ってもらえるかなあ」と考えていたのですが、とあるテナントさんでは型通りの挨拶が済んだ後「こちらのカエル君は何年くらい生きるのですか?」と質問させてもらいました。
なぜか?
インタビュアーとして仕事をさせてもらっている経験で、相手と良好な関係を築く鉄則は”相手に興味を持つ”ということを知っているからです。誰でも自分に興味を持ってくれる人には心を開き、好意的になりがちですよね。
そのために質問したのですが、やはりいきなり相手の居住地や年齢といったプライベートなことを聞くのはNG。とはいえ、相手とどんな共通点があるか分からないし、それを見つける手立てもない。
そこでどうしたか?
店先に数え切れないくらい並べられた小さなカエル君を見て、僕は「店主さんはカエルに詳しいに違いない」と判断。同時に「こちらでは一番数の多い緑色のカエル君を売り出したいに違いない」と見当をつけ「この緑色のカエル君は何年くらい生きるのですか?」と聞いたのです。
ここで気をつけなくてはいけないのは「相手が質問の答えを確実に知っていて、なおかつ、それを聞かれればたくさん話したい」という質問に絞ること。間違っても「この緑色のカエル君で年間どのくらい儲かっているんですか?」などと尋ねてはいけません。。。
さて、僕の予想が的中したのか、気の良い店主さんは「このカエルは10年くらい生きますよ」と教えて下さったあと、
「この小さいカエル君(おたまじゃくしから変わってすぐの状態)も、1年後にはこんなに大きくなるんですよ」と解説してくださいました。店主さんの知識にもカエルの成長ぶりにもびっくりです。
こんな感じで、初対面の店主さんでしたが、3分後には笑いあって会話する関係を築くことができました。
「自分が本当に聞きたいことは後回しにして、相手が話したいと思うことを先に聞く」
こういうことは、案外多くの人がやっているのかもしれませんが、それを意図的に行うとかなりの確率で初対面の人間関係において良い効果が現れる、僕はそう思っています。
明日の日曜、初めて会う人との間にこんな感じで素敵な関係になれたら素晴らしい、そう思いませんか?
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